情報セキュリティ検定をはじめ、個人情報に関する検定を開催中。(財)情報協。

Information Securityについて

 

財団法人 全日本情報学習振興協会
(情報セキュリティ管理士認定試験実施団体)
理事長 一松 信
東京電機大学教授
京都大学名誉教授

 

理事長挨拶

 

 パソコンの普及によって誰もが気軽にパソコンに接する環境が整いました。子どもから大人まで幅広い年齢層の人々がパソコンを使い、文書を作成し、またインターネットにアクセスする時代です。こうした人々のなかには資格を取得して自己のレベルアップを望んでいる人も多いはずです。ところが今ある検定制度をみてみますと、入力スピードを重視したもの、専門的な知識を要するものが多く、そのような検定の枠から取り残されてしまう人々が出てまいります。こうした人々は検定から遠ざかるを得ない状況におかれています。

 

 当協会では、ある意味では閉塞した状況を脱却し、より開かれた検定制度を追求し、現在のシステムを確立させてきました。小学生から現役を引退した高齢者の方々まで目標をもってチャレンジできる資格として多くの人々にお薦めできる検定内容だと自負しております。

 

 今後さらに現代のニーズに対応した制度のあり方をつねに求め、みずからも研鑚していきたいと考えております。

 

設立の趣旨

 

 年齢や地域を超えて学ぶ機会を均等に、継続的に提供するという点において、情報学習は大きな意義をもつと考えます。したがって、情報学習は一部分の技能や知識習得に特化することなく、コミュニケーション技能習得という標準化された視点をもっていくことが重要です。

 

 この標準化という視点で考えた場合、情報学習においてはそれぞれの学習者の技能到達レベルや学習達成度を客観的に評価し、かつ学習意欲や勤労意欲の向上に資するという点で資格検定の実施も意義があるものと考えます。現状では、「就職対策・転職対策」、職場での一層の「キャリアアップ」のために検定にチャレンジする学生、現役社会人が中心となっていますが、近年、生涯学習という考え方の普及に伴い、高齢者のチャレンジも確実に増えてきています。

 こうした状況を考える時、情報学習や検定システムは一層幅広い年齢層を対象とした新しい観点から構築されていく必要があると考えます。

 

 財団法人 全日本情報学習振興協会は、以上のような考えを基本として、私たちの国の将来を左右する情報学習について、その理想を追求し、実現していくために志を同じくする関係者が集まり、設立されたものです。