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情報セキュリティ 特集

 

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タダほど高いものはない?利用無料サイトの登録には工夫を!

 

(2005.2.24)

 

 

 

 

1.蔓延する悪質な『無料』サイト。高額料金請求の罠はそこかしこに

 

『プレゼント・懸賞』,『出会い系』,『無料素材提供(着メロ・待ち受け)』をはじめとする一部のサービスサイトでは、個人情報を収集するだけの目的で作られたところがあります。そこで会得した個人情報は「売買」されたり「架空請求」用に悪用されることになるのです。
そういう目的のサイトは巧妙に作られているため、悪質であることを見抜くことが難しいのが現状です。では、もしそういうサイトにアクセスしてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

注意すべきは、「無料だと思って登録したら一部有料のサイトだった」場合や「サイトの巡回中に知らない間に会員登録されてしまった」場合などです。
前者のように自分から登録を行う場合は「必ず『利用規約』を全て目を通して」不安な場合は登録をしないことです。
後者は携帯へのスパムメールや広告メールのURLをクリック後、コーナーなどを見ているうちに「登録完了」ページが表示されて気づくことが多いようです(URLをクリックした途端「会員登録が完了」するようなワンクリック詐欺もまだまだ多い)。ここで大切なのは、まずはあわてないことです。
送られてきたメール内のURLをクリックしてサイトにアクセスした場合は、既にあなたのメールアドレスなどの情報を相手に教えている場合も考えられますが、ポイントはアクセスしたサイトをあなたが「有料サイト」と認識していたかということと、「有料サービスの利用に同意して」会員登録完了のページへ辿り着いたのかということです。
どちらも「No」なら大丈夫。後日もしも利用料の「請求メール」が届いたとしても、そのメールは無視すればいいだけです。
重要なのは、これ以上の個人情報を相手に自ら与えるようなことをしないことなのです。
どうしても気になるというのなら、メールアドレスを思い切って変えてしまうのもひとつの手です。

 

ミニコラム

高額請求メールについては返事をしないこと

 

--高額料金請求メールのチェックポイント--
高額請求メールにはよく以下の言葉が盛り込まれている。請求が本物かどうかメールをよく見てみよう。
「最後通告」:代金請求のほかに「今すぐ払わなくては問題になる」というように脅迫めいた書き方をしている場合があるが、契約が成立していない以上無視して大丈夫。間違ってもメールに返事をしてはならない。
「訴訟」:訴訟には、請求先の住所・本名などが判らなければ行えない。登録時に住所や本名の入力があった場合、相手が本当に訴訟を考えてるとすれば、督促状などが配達記録や内容証明郵便などで送られてくるはず。それが届くまで待っても問題ない。

 

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