情報セキュリティ検定をはじめ、個人情報に関する検定を開催中。(財)情報協。

 

情報セキュリティ検定試験合格者に聞く

「情報セキュリティ検定」は情報セキュリティの管理に関する総合的な知識を問うもので、各方面から大きく注目を集めています。実際の受験者に受験の目的や、試験内容についての感想、またビジネスの現場で情報セキュリティの知識が、どの程度必要になってきているのかなどについて聞いてみました。
※[情報セキュリティ検定試験]は平成23年度より[情報セキュリティ管理士認定試験][情報セキュリティ初級認定試験]に試験名が変更になりました。このページの体験談等は[情報セキュリティ検定試験]の受験者のものとなります。

 

 

Interview-1

資格取得が評価されプロジェクトのメンバーに

 

通信販売事業は、大勢のお客様の個人情報を取り扱うことが必要不可欠ですし、間違いなく「個人情報取扱事業者」になります。顧客の個人情報は「会社の財産」でもありますし、お客様から信頼いただけるよう、従来から取り扱いには注意してきました。

 私自身も、昨今の「個人情報漏洩事件」の報道を見ていて、情報セキュリティに対する意識を高めるべきだと考えていたので、今回「情報セキュリティ検定試験」を受けることにしました。受験勉強をすることで、考え方を整理することができますし、検定により自分自身のレベルを知ることができたのも大きなメリットだと感じています。さらに、検定に合格したことが上司に伝わって、どうせなら全社を挙げてセキュリティ対策に積極的に取り組もうということになり、プライバシーマーク(Pマーク)取得に向けてプロジェクトチームを作ることになりました。

 もちろん、私もメンバーに加わることができそうです。会社にとって重要な業務に関わることができることをうれしく感じています。

 

プライバシーマーク(Pマーク)とは
日本情報処理開発協会(JIPDEC)により付与される評価認定制度。事業者単位で付与され、JISQ15001に準拠した個人情報の取り扱いに関するコンプライアンスプログラム(個人情報保護措置)に基づいて、従業員への教育と運用実績があることが認定の最低条件となっている。

 

 

Interview-2

自分に自信、お客様にも安心感

 

 私は広告会社で、マーケティング調査や企画立案などを担当しています。業務の性格上、発表前の商品情報はもちろん、調査時に個人情報に触れる機会も多く、個人情報の管理などには日頃から気を配っています。でも、そうした配慮は言葉だけではお客様に納得してもらいにくく、インターネットを活用する提案をしてもセキュリティへの不安からか、躊躇されることが少なくありませんでした。
 ですが、「情報セキュリティ検定試験」に合格したことを伝えると、クライアントの安心感も高まるようで、提案の幅が広がってきたような気がしています。また、当社の場合、印刷会社やバイク便の人など、部外者が出入りすることも少なくないのですが、そうした点がセキュリティの甘さにつながることを改めて知り、「個人情報保護法」に沿った対応策を、上司に提言できたことも成果の一つだと思います。
 検定に合格したことで、自分自身のセキュリティ意識にも自信を持つことができるようになりましたし、これからは、メールマガジンの発行や、会員専用サイトなどの提案も積極的に展開していきたいと考えています。

 

 

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