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情報セキュリティ 用語集

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ハードディスク

hard disk

アプリケーションやデータを保存するための記憶装置。HD、HDDとも表記されることが多い。磁気ヘッドとディスクは10nm程度と非常に接近するため、振動に弱い。パソコンをはじめとするほとんどのコンピューターに搭載されている、代表的な外部記憶装置。ディスクの大きさは、ノートパソコン向けのものは2.5インチ、デスクトップパソコン向けのものは3.5インチがそれぞれ主流。ハードディスクには、パソコン本体に内蔵するタイプと、パソコン本体とケーブルでつなぐ外付けタイプがある。

ハッカー

hacker

本来はコンピュータに詳しく、その操作に通じている人を指す。悪い意味の言葉ではありませんでしたが、現在では、悪意を持って、コンピュータの不正利用や攻撃を行うクラッカーと同じ意味でも使われることが増えている。犯罪行為を行わないハッカーをホワイトハッカーやホワイトハット、クラッカーをブラックハッカーやブラックハットと呼ぶこともある。

ハッキング

hacking

高度なコンピュータ技術を利用して、システムを解析したり、プログラムを修正したりする行為のこと。本来は悪い意味を持つ言葉ではありませんでしたが、現在は不正にコンピュータを利用する行為全般のことをハッキングと呼ぶことが増えています。他人のコンピューターやネットワークに無許可で侵入してデータを改ざんしたり、システムを破壊するなど、より悪意の強いハッキングを、特にクラッキングと呼んで区別する。ハッキングを行う人はハッカー、クラッキングを行う人をクラッカーと呼ばれていたが、現在では区別はあいまいになってきている。

バス

bus

コンピューター内部でデータをやりとりするための通路のこと。複数の信号線で同時に複数のビットを転送するパラレル転送方式でデータを伝送しており、1回の転送で同時に送れるデータの量を「バス幅」と呼ぶ。パソコンのバスは、内部バス、外部バス、拡張バスに大別できる。内部バスはCPU内部にありレジスター、キャッシュメモリ、演算器などの回路間を結ぶ。外部バスはCPUとRAM、内蔵ハードディスクなどをつなぐ共通路全体を示す。拡張バスは、拡張スロットに挿す拡張ボードとコンピューター本体との間を結ぶ。32ビットのPCIバス、16ビットのISAバスなどが代表的。

BIND

Berkeley Internet Name Domain

カリフォルニア大学バークリー校で開発されたDNSサーバソフトウェアでソースコードが無料で公開されている(オープン・ソース)。世界のDNSサーバのほとんどは、これを元に作られている。

バイオメトリクス認証(生体認証)

Biometrics

人間の体の一部(生体器官)を認証情報として用いるユーザー認証技術のこと。 指紋や虹彩,声紋,手のひらの静脈といった個人特有のパターンを利用するため、なりすましがしにくいとされる。

バケツリレー攻撃

Bucket Brigade Attack

データの送信者と受信者の通信に介入し、第三者が通信当事者双方に気づかれないように通信内容を盗聴、改変、なりすましを行う攻撃のことを言う。条件さえ満たしていれば公開鍵暗号も無効化できると言われており、パスワードやデータの盗聴、データの偽造など様々な目的で行われる。

バックドア

Backdoor

システムの開発者などにより密かに仕掛けられた緊急アクセス用の侵入経路のことを言っていたが、現在ではクラッカーにより侵入または攻撃を受けたサーバに対して仕掛けられた裏の侵入経路のことを言うようになった。バックドアにより、2回目以降の不正侵入が容易になってしまう。

バックオリフィス

Back Orifice

クラッキングツールの一種で、他人のWindowsマシンを遠隔地からリモート操作できるバックドアツール(不正プログラムの一種)のこと。現在ではトロイの木馬型の不正プログラムとして定義されることが多い。  サーバとクライアントに分かれており、サーバ側のアプリケーションはステルス型で常駐し、全てのリソースにアクセス可能である。

ハニーポット

Honey Pot

ハッカーやクラッカーのような不正侵入者に対して、本物そっくりにつくられたおとりのようなシステムのこと。 DNZ(非武装地帯)に設置し、わざとセキュリティーを甘くし侵入者をおびき寄せ、侵入を検知したら管理者に警報を出し、ログ(行動記録)を記録する。 運用にあたっては、基本的なセキュリティ対策を講じるとともに、警報が出たときの対処について体制とフローを確立しておくことが重要である。(但し、ハニーポットを社内に設置することは、法的および倫理的な問題から、避けた方が望ましい。)