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ウィルス

 

 

かつてコンピュータウィルスといえば「OSやアプリケーションなど、他のプログラムやファイルに寄生して制御を乗っ取り、実行されると自分自身の複製を他のプログラムに複写して増殖し、一定の潜伏期間を経て予定された処理を遂行するよう悪意を持って製作された数十バイト程度の小さなプログラム」が主流でした。

インターネットの普及にともない増えてきたものとして、「インターネットなどのネットワーク環境を通じて自分自身の複製を配布することで増殖する独立したプログラム」であるワームや、「自己増殖はしないが、通常のソフトウェアやデータのように見せ掛けることで配布を促し、実行されるとコンピュータに登録されている個人情報を特定のコンピュータに送信したり、バックドアを作成するなど不正アクセスの幇助を目的としたプログラム」である「トロイの木馬」などがあります。

 
 
 

コンピュータウィルスからの攻撃を防ぐ一番堅実な方法は、ネットワークに接続せず、外部のコンピュータとのデータの受け渡しなどは必要最小限に留め、媒体やファイルは毎回必ずウィルス検査を行うことです。外部との接点を制限し、隔離状態にしている限り、ウィルスが侵入する可能性は最小限に留められます。重要な顧客データベースが入ったコンピュータなどは、この方法がお勧めです。
メールやWebアクセスなどを目的とするコンピュータでは、ワクチンやファイアーウォールなどのセキュリティソフトの導入(常駐)は不可欠です。さらに、OSやアプリケーションの脆弱性の情報などにも注目しておくことが必要です。
また、Webサイトで配布されるプログラムは、信頼できるサイトに掲載されたもの以外は動作させないことは重要です。そのためにもブラウザではJavaやJavaScript、サイトからのソフトウェアのインストールなどを制限することなども、リスク回避の一手段として有効です。
迷惑メールに記載されたURLやアダルトサイトなどにはアクセスしないことは言うでもありません。

 

 

 

 

 

 

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